サンドコンパクションパイル工法 (SCP工法)
カテゴリー:用語説明
2021-10-29
投稿者: osumi
サンドコンパクションパイル工法 (SCP工法)
サンドコンパクションパイル工法 (SCP工法)とは、地盤改良工事の1つです。
日本で独自に開発された工法です
まず地盤内に鋼管を貫入して、その管内に砂等を投入します。
その後、振動により締め固めた砂杭(サンドコンパクションパイル)を地盤中に造成します。
砂質土地盤
砂質土地盤へは、一般に液状化防止の目的で行います
具体的な効果は、打設時の振動による締固め効果と、砂の圧入による締固め効果があります。
砂質土地盤の間隙比を小さくして、相対密度を高めることにより、せん断強度を増加させます。
粘性土地盤
粘性土地盤には、もともとの地盤の粘性土よりも せん断強度の大きな砂杭を造成することにより、
地盤の強度を増加させます。
また、複合地盤となるので加重した場合、剛性の高い砂杭に多く分担されるので、
結果として地盤の強度を増加させます。
東京ディズニーランドでのサンドコンパクションパイル工法
東日本大震災にともなう浦安市の液状化現象
4分の3が埋立地の浦安市では、液状化の被害を多く受けました。
東京ディズニーランドの液状化現象
東京ディズニーランドでは、駐車場の一部は液状化しましたが、
テーマパーク内は液状化現象が発生せず、テーマパークには被害はありませんでした。
東京ディズニーランドの建物は、サンドコンパクションパイル工法で埋立されたため
被害がなかったという事がプレスリリースで発表されました。
ねこ
しっかり埋立すれば安心なんだね
まとめ
サンドコンパクションパイル工法 (SCP工法)とは、地盤改良工事の1つです。
液状化防止の効果や、地盤支持力の増加の効果などを得る事が出来ます。
サンドコンパクションパイル工法
でした
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参考
サンドコンパクション船|一般社団法人日本作業船協会(2021年10月29日閲覧)
URL:http://www.s-jwa.or.jp/workvessels/set14.html