海洋土木工事、港湾/河川土木工事、陸上土木工事、船舶運航管理、マリコン作業船員派遣｜株式会社 大隅工業［千葉県千葉市中央区］

「SDGs」とは

「SDGs」とは、「持続可能な開発目標」（Sustainable Development Goals）のことです。

この「持続可能な開発目標」は、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されました。

地球上の「誰一人取り残さない（leave no one behind）」ことを誓っており、発展途上国とともに，先進国自身が取り組む普遍的な目標です。

持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成されています。

2001年に策定されたミレニアム開発目標「MDGｓ」

「MDGs」とは

「MDGs」は2001年にまとめられたミレニアム開発目標です。
開発途上国の貧困削減を掲げ、8つの目標・21のターゲット・60の指標を設定しました。

「MDGs」までの“国際的な開発協力”の流れ

1980年代の「構造調整政策」

開発途上国の経済発展や貧困の削減のためには
開発途上国の経済の仕組みを改革して、市場経済メカニズムが機能するようにすることと考えられてきました。

1990年代「人間中心の社会開発」

1995年の世界社会開発サミットで、世界の絶対的貧困の半減という目標が提示されました。
この目標は、”国際的な開発協力”が、これまでの「構造調整政策」から「人間中心の社会開発」へ変化したことを示しています。

このような1980年代から1990年代にかけた変化をうけて、節目となる2001年に国際社会は「MDGs」を作り上げました。

「MDGs」の主要テーマ

「MDGs」は、主として開発途上国の課題を取り上げました。
「MDGs」のテーマは主に、先進国が行う、開発途上国や後発開発途上国の深刻な問題の解決の支援でした。

「MDGs」の画期的な取り組み

先進国と開発途上国を含む世界中の指導者が、達成期限と具体的な数値目標を定めて実現を公約し、その後も達成に向けて取組の強化を行いました。

このような取り組みを行った「MDGs」は、当時画期的でした。

そして、目標達成期限の2015年に、具体的な数字で成果が検証されました。

このような具体的な数値での検証により、よりいっそう具体的な成果や課題を把握することができました。

「MDGs」後の課題

指標の問題

「MDGs」は、一つの国を単位として達成状況を測定するマクロな指標でした。
そのため、国内の状況は、とらえきることはできませんでした。

開発主体の変化

「MDGs」に取り組む15年の間に、開発主体の変化がみられました。

1つは、各国の政府が開発に取り組む際に、民間企業との連携が不可欠になったことです。

もう1つは、「先進国」に限らず、「新興国」を含む各国が、それぞれの役割を果たすことが求められるようになったことです。

これまでの”先進国と開発途上国”という考えは、実態を反映しなくなっていました。

「SDGs」の目標設定

そのため「SDGs」の目標設定は、「先進国」、「開発途上国」を問わず、全ての国が共有して取り組めるような目標設定となりました。

また、一つの国を単位として達成状況を測定するマクロな指標を用いた目標設定ではなく、”貧困”や”飢餓”のような国内の問題に目を向けた目標設定となっています。

つまりこれが、「SDGs」の「地球上の「誰一人取り残さない（leave no one behind）」ことを誓っており、発展途上国とともに，先進国自身が取り組む普遍的な目標」ということです。

まとめ

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参考